ネパールは、世界で最も貧しい国のひとつと言われています。
義務教育制度のないネパールでは、学年によっては授業料や教科書代までもが自己負担となっています。

ノートや鉛筆代といった学用品を買う現金さえ持っていない貧しい生活の人々は、子供を学校に通わせてあげられずにいます。
学費分の現金が無い為に、学校に行けない子は、山間部の奥地に行くほど多くなります。
さいたまユネスコ協会では、ネパールの僻地を中心に、貧しい子供への学費を援助する支援活動をしています。
※ネパールへの支援は2022年11月に終了いたしました。

急な山道を登ってきた7才ぐらいの男の子。学校には行けず、重い薪運びを毎日している
学校に行けない女の子たち。共同水場で瓶に水を入れながら、同年代の学校帰りの子を見送る
当協会本多会長より学用品の贈呈 (#41ジャンタ小学校)
奨学支援している生徒たちと当協会本多会長 (#40 ナワキラン小学校)
奨学支援している生徒たちと当協会本多会長 (#53ジャナタ小学校)

プロジェクトの概要

日本ユネスコ協会連盟が主催する「ユネスコ世界寺子屋運動」の一環として、
ネパールの貧困家庭の子供を対象に、支援者の募金により学費の援助活動をする
当協会独自のプロジェクトです。
目的 貧しさ故に就学困難な子供に対し、学費援助を通じて初・中等教育の普及に協力し、併せて、国際間の相互理解を促進することを目的とします。
支援地域 ネパール国内の山間部の僻地中心に支援 (パルパ県)
支援対象 ネパール僻地の貧困家庭の小学生・初等中学生・高等中学生
子どもの選考方法 支援先各校には学校長・教職員と村の自治委員による
奨学運営委員会が組織されています。
その委員会が学費援助を受ける子供を選考し決定します
その後当協会に通知された子供が学費援助の対象者として登録されます。
子どもの選考基準 学費が払えない為に就学年齢であるにもかかわらず就学してない子供
現在就学しているが学費が払えない為に退学せざるを得ない状況になっている子供
子どもへの支援内容 学費振替 入学金・授業料・教科書代・進級試験料
現物支給 通学用品(制服・カバン・ゴムぞうり)・学用品(ノート・鉛筆等)
募金の使途 学費・文房具・ユニホーム・鞄・石鹸等 現物支給代
通信物 ・学費援助を受けた子供からのお礼の手紙・写真 (年一回・4月)

     毎年同一の子供からネパール語で書かれた本文を英語の先生が英訳した
     英文の手紙・写真が届きます
     手紙・写真により子供の成長を見守ることができます
     (但し、卒業・転校・家庭の事情その他の理由により退学した場合は、
      予告なく次の新しい子供からの手紙になります。)
・ご自分の子供に手紙(英文)を送ることができます。
      
・機関誌 ネパール訪問報告 (年一回 4月)

老朽化した校舎・教室と生徒たち

校庭での子どもたち

通学途中

子守り